「収入が増えなくても可処分所得を増やす方法」 

家計改善の「実践的」且つ「正攻法」の方法を紹介して行きます。

固定費削減具体編⑪ 車保有に関わる費用

■取り組む内容:車を持たない生活の検討

■1年間の費用削減期待額:世帯当たり数十万円~

■取り組み優先度:★☆☆☆☆(★5つが最高)

■ポイント:都心部の居住であれば車を保有しない生活の検討を

 

車は車両そのものの価格に加え、各種維持費等を考慮すると支出としては重くなる分野です。車がないと生活が成り立たない方も少なからずいらっしゃると思いますので、やや極論の万人向けのメッセージではないですが、車を持たない生活を一度検討の提案が今回の内容になります。

 

■車保有による費用って何があるの?

車の保有については車両代を除いても以下の費用が発生します。

 

  • ガソリン代

車種、走行距離、ガソリン価格によって異なります

 

所有に対して年間で普通自動車は「自動車税」で30,000円から100,000万円程度、軽自動車の場合「軽自動車所有税」で10,800円です。

 

  • 保険代

自賠責保険(強制保険)」と任意保険に分かれます。前者は1年で10,000円強、後者は保障内容等により変化。任意保険も結果多くの方が加入。

 

  • 車検代

法定費用と車検基本料に分けられ、それぞれ30,000円~50,000円程度。 2年に1回(新車時初回は3年に1回)受ける必要があります

 

  • メンテナンス費用

消耗品の交換や車体のメンテナンスに費用がかかります。

 

  • 駐車場代 

全国平均で月8,000円程度だそうですが東京23区内では月数万円の場合もザラです

 

■車保有のコストは最低でも月数万円

駐車場代やガソリン代にもよりますが、維持運営費用だけでも、月数万円単位での出費は見込まれます。特に駐車場の高い地域で駐車場を借りた場合、維持費用は高額になります。軽く見積もっても月数万円、駐車場代が高かったり走行距離が長いと月10万円に近い額になることも充分にあり得ます。

 

車両代を含めると最低でも年間数十万の費用が掛かりますので、車の保有を仮にしないことが出来るのであれば、固定費の削減効果は計り知れません。20-30年単位では1,000万円を超える費用の差が発生する計算になります。

 

■車保有なしの生活を一度は検討を

生活環境上車がないと生活が簡単ではない場合もあるかと思いますので、車を持つべきではないとは申し上げません。

 

一方、若い方の一人暮らしであったり、お子様のいらっしゃらないご夫婦で都会に在住の場合には電車、バス、自転車、徒歩、必要に応じてレンタカー、カーシェアリング、タクシーの利用で車を持った場合ほど便利ではないものの、無くても充分に生活が可能である場合は少なくないのではないでしょうか。

 

車を使う必要が日常的にある場合でも、レンタカーやカーシャアリングの利用を検討する余地はあります。両者とも必ずしも自分が使いたいときに使える訳ではないこと等、利便性が落ちる点もありますが、車にかかる費用を変動費化する(固定費から外す)という意味で極めて合理的なオプションです。

 

■管理人はどうしてるの?

管理人は関東圏の都心部で長年生活してるため、人生で車を保有したことはありませんが、電車、バス、徒歩、自転車の利用で特に困ることなく快適に生活しています。特に近距離移動での自転車利用は大変重宝してます。

 

車の故障や破損、最悪のケースとして事故のトラブルに巻き込まれることもないですし、車に費用をかけていないことで、結果として家計の健全な運営に大きく貢献しています。自身が車の保有に関しては少数派であることは自覚しています。