固定費削減具体編④ 銀行振込手数料
■取り組む内容:銀行振込手数料の削減
■1年間の費用削減期待額:1人当たり5,000円~10,000円
■取り組み優先度:★★★☆☆(★5つが最高)
■ポイント:削減可能額は大きくないものの、銀行振込手数料は極力回避を
■銀行の他行宛振込手数料は高額
日本の銀行では殆どの場合口座を持っているだけで費用が発生するというケースは少ない(口座手数料のチャージする口座は少ない)ため、コストという面で銀行口座を保持するデメリットはほぼ発生しない状況となっています。
一方、送金手数料はメガバンク3行では他行宛振込はインターネットバンキングでも1回200円(税抜)、ATMからだと300円(税抜)が相場になっており、手数料の塊のような状態となっています。月に2回他行宛振込をするだけで400~500円かかってしまう計算となり年間で5,000円程度も無駄な出費をしていることになります。
■銀行振込手数料を避ける方法
- キャッシュレス決済の利用
オンラインショッピングの代金支払いであればクレジットカー等のキャッシュレス決済を極力利用することで振込手数料を回避することが出来ます。
- 振込手数料無料の銀行口座の利用
メガバンク以外の都市銀行やインターネット銀行では、一定程度の預金をおくことで、各種手数料に関しては1か月の中で数回は無料になるサービスを持っている場合が多いです。
新生銀行、住信SBI銀行、楽天銀行等が該当します。自前のATMを持っていないので、メイン口座には向かないかも知れませんが、特典を受けられる程度の額のお金を入金しておき、振込用に利用することで手数料を回避することが出来ます。
- 送金サービスの利用
個人間送金であれば、送金機能の付いたアプリの利用も選択肢となります。2020年6月現在、日本国内で提供されている主な送金サービスが下記となります。
送金や出金については本人確認要となる場合も多く、出金は原則手数料がかかるものとお考え下さい。
|
送付可能な相手 |
受取手段 |
現金化 |
Line Pay |
LinePayアプリ利用者 |
Line Payにチャージ |
可(有料) |
PayPay |
PayPayアプリ利用者 |
PayPayにチャージ |
可(一部以外有料) |
楽天Pay |
楽天Payアプリ利用者 |
楽天キャッシュ |
可(楽天銀行のみ、有料)* |
d払い |
dポイントアプリ利用者 |
dポイントもチャージ |
可(有料) |
au Pay |
au Payアプリ利用者 |
au Payにチャージ |
|
Kyash |
Kyashアプリ利用者 |
Kyashにチャージ |
不可 |
Money Tap |
Money Tapアプリ利用者 |
銀行口座に振り込み |
可 |
J-Coin Pay |
J-Coin Payアプリ利用者 |
銀行口座に振り込み |
可 |
*手数料は出金額の10%
J-Coin PayやMoney Tapが銀行を母体に運営されているため、銀行口座への資金を戻すことを含めスムーズな送金が可能なものの、所定の銀行に送信者も受信者も口座を保有している、且つアプリを利用していることが前提となります。
Line Pay、Paypay等であれば相互にアプリを利用している可能性は高くなりますが、銀行口座にお金を出金する際は殆どの場合有料となります。ポイントとしてそのまま利用するのが現実的でしょう。
■可能な限り銀行振込手数料は回避を
オンラインショッピングであればクレジットカードでの支払いを主とし、不可の場合は振込手数料無料の銀行口座からの振込とする、個人間のやり取りであれば同一銀行間の口座振替を利用できない場合には、送金サービスを極力利用する形としましょう。
■管理人はどうしてるの?
オンラインショッピング等の支払いは原則クレジットカードで対応しています。どうしても銀行振込を利用しなければいけない場合には、インターネットバンキングで振り込む場合もあります。友人と会食をした場合等の支払いは即時支払いが後日J-Coin Pay(みずほ銀行口座を持ってる人)の場合が多いです。たまにLine PayやPaypayの送金を使用する時もあります。